玉掛用ワイヤロープは荷物を吊り上げる時に使用します。荷物を吊上げるためにワイヤロープの端末加工をアイスプライス(編み込み)加工・圧縮止め(ロック)加工が用いられます。玉掛用ワイヤロープの加工方法は大きく分けて2種類あります。
アイスプライス(編み込み)加工
ストランドをワイヤロープの間に差し込んでアイを作る加工方法です。差し込み回数はクレーン等安全規則 第219条にて定められています。特徴:出っ張りが少ないため、荷の下から引き抜きやすく加工部が柔軟である。
圧縮止め(ロック)加工
アイの首部に専用のスリーブを入れて、機械で圧縮する加工方法です。短時間で加工することができ、加工効率も安定しています。
特徴:加工効率(強度)が高い 編込みよりも短く仕上げることができる。
この規格は,機械,エレベータ,建設,船舶,漁業,林業,鉱業,索道などに用いる一般用ワイヤロープについて規定する。